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遠方に住んでいて空き家を管理できない。放置すると何が起きるか

2026年9月時点の内容です

実家は大阪、自分は東京や名古屋、あるいは海外。年に一度帰るのがやっとで、草も郵便物もそのまま。遠方の空き家でいちばん怖いのは、問題が起きていることに気づけないことです。まず何が起きうるのかを整理したうえで、現地に行かずに進められる方法をまとめます。

遠方の空き家で実際に起きていること

  • 庭木と雑草:1シーズンで道路にはみ出します。近隣からの苦情がいちばん多い原因です
  • ブロック塀の傾き:倒れて通行人や車に被害が出た場合、責任は所有者にあります
  • 雨漏りから腐朽へ:発見が遅れるほど建物の評価は落ちます
  • 郵便物・チラシの滞留:空き家だと外から分かり、不法投棄や侵入の対象になります
  • 市からの通知が届かない:住民票と現住所が違うと、通知が実家に届いたまま気づかないことがあります
市役所からの「助言・指導」の通知を受け取れないまま時間が経ち、勧告まで進むと固定資産税の住宅用地の特例が外れます。遠方の方は、まず市に現住所の連絡先を伝えておくだけでもリスクが下がります。

現地に行かずにできること

1回の電話・郵送で済むもの

  • 市の空家対策担当課に、現住所と連絡先を伝えておく
  • 登記事項証明書をオンラインまたは郵送で取り寄せ、名義を確認する
  • 固定資産税の納税通知書の送付先を、自分の住所に変更する
  • 電気・ガス・水道の契約状況を確認する(漏水や火災のリスク管理になります)

そのうえで、建物と土地が今どういう状態かを誰かに見てもらう必要があります。ご親族やご近所の方に頼めるならそれが早いですが、頼みにくい場合は不動産会社に依頼するのが現実的です。

当社では、外まわりの確認と写真送付を無料で行っています。立ち会いは不要で、鍵をお預かりする必要もありません。「売るかどうかは写真を見てから決める」で構いません。

遠方の方の売却は、実際どう進むのか

「現地に何度も行かないと売れない」と思われがちですが、実際に来ていただく必要があるのは多くて1回、場合によっては0回です。

  1. 電話・LINE・メールで状況をお聞きします(所在地、建物の様子、相続の状況)
  2. こちらで現地を確認し、写真と一緒にご報告します
  3. 選択肢と条件をお伝えします。ここで一度止めていただいて構いません
  4. 進める場合、必要書類をご案内します。印鑑証明や住民票は郵送でやり取りできます
  5. 契約・決済は、司法書士と日程を合わせて行います。持ち回り契約や、司法書士のご本人確認をご自宅近くで行う方法も取れます

ご事情によっては、一度もお越しいただかずに完了した例もあります。海外にお住まいの場合は在留証明や署名証明が必要になるため、早めにご相談ください。

「今は売らない」場合にやっておくこと

売却を決めていない段階でも、次の3つだけは済ませておくことをおすすめします。あとから効いてきます。

  • 相続登記:義務化されています。放置するほど相続人が増え、手続きが重くなります
  • 庭木と塀:外から見て問題がなければ、管理不全空家の指定は受けにくくなります
  • 火災保険:空き家は一般の住宅用の保険が継続できない場合があります。保険会社に空き家である旨を伝えて確認してください

現況のまま買い取ってもらう

向いている人:現地に行けない、片付けもできない、管理の連絡が来るのがつらい方。日程調整と持ち出しが最小になります。

注意点:個人の買主に売る場合と比べて価格は下がります。

仲介で売りに出す

向いている人:時間に余裕があり、できるだけ高く売りたい方。

注意点:内覧のたびに現地対応が必要になります。売れるまでの期間は読めず、その間も固定資産税と管理責任は続きます。

管理サービスを使って持ち続ける

向いている人:将来的に使う予定がはっきりしている方。

注意点:毎月の費用がかかり続けます。建物の劣化そのものは止まりません。

よくあるご質問

鍵を持っていません。現地を見てもらえますか?

外まわりだけの確認でしたら鍵は不要です。室内の確認が必要な場合は、鍵の取り扱いを事前にご相談のうえで進めます。

何度も大阪に来ることはできません。

書類は郵送でやり取りできます。契約・決済も、お住まいの近くで司法書士の本人確認を受ける方法があります。回数は事前にはっきりお伝えします。

近所から苦情の電話が来て困っています。

まず草木や塀など、指摘された点への対応が必要です。遠方で対応できない場合、その部分も含めてご相談いただけます。

現地に行けなくて大丈夫です。まず電話かLINEで状況だけお聞かせください

荷物が残ったまま・登記が古いまま・長屋のまま、どんな状態でも大丈夫です。
「まだ売ると決めていない」段階のご相談も無料。しつこい営業はしません。

072-990-6686

9時〜21時(土日祝も受付)/「空き家ヘルプを見た」とお伝えください

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このページを書いている人

藤尾 涼太(宅地建物取引士(大阪)第122075号)
八尾市を中心に、大阪・奈良・兵庫で空き家の売却と買取を担当しています。市役所や制度の内容は、公表資料の確認に加えて、必要に応じて各市の窓口に直接確認したうえで書いています。

運営
株式会社日本トータルプロデュース
所在地
大阪府八尾市南植松町5丁目182 日本TPビル
免許
宅地建物取引業 大阪府知事(2)第60824号
所属
公益社団法人 全日本不動産協会 会員
電話
072-990-6686(9時〜21時(土日祝も受付))